TRD Sports M

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

TRD Sports M(ティーアールディースポーツエム)は、トヨタテクノクラフトによって、主に吸排気系や足回りをチューニングした部品を株式会社トヨタモデリスタインターナショナルで架装した車両を言う。全国トヨタディーラーでの取り扱い。

ちなみにカローラアクシオ(ZRE142/145)および2代目カローラフィールダー(ZRE142G/145G)に限り「TRD」は付かず、単に「Sports M」という名称となっていた。

今までのラインアップ[編集]

セリカTRDスポーツM(ZZT231)[編集]

セリカSS-Pをベースとしてサスペンション・エアロパーツなど各部にこだわったチューニングが施されたコンプリートカー。 内装ではメーター・ユニット、ステアリング、シート、などがベース車両から交換されている。 ボディーのスポット増しも行われていた。エンジンは変更なしだがマフラー交換でカタログ出力は10psアップとなっている。

パッソTRDスポーツM(QNC10)[編集]

1.3リッターのトヨタ・パッソRacyをベースにサスペンション、エアロパーツなどを装備。海外向けのトランスミッションを使うことで、ベース車両には無い5MT車も用意された。


カローラランクスTRDスポーツM(ZZE123)[編集]

トヨタ・カローラランクス2ZZ-GEエンジン搭載モデルをベースに、吸気ポート段付研磨など本格的に吸排気系をチューニング。ノーマルよりも15馬力増の205馬力を発生。もちろんサスペンションも専用品が設定されていた。

カローラフィールダーTRDスポーツM(ZZE123G)[編集]

ランクス同様にトヨタ・カローラフィールダー2ZZ-GEエンジン搭載モデルをベースに、チューニングが実施された車両。ランクスと同様にノーマルから15馬力増の205馬力を発生。

ヴィッツTRDスポーツM(NCP91)[編集]

ベース車両のグレードは1.5RS。ミッションはCVT(7速のスポーツシーケンシャルシフトマチックに対応)、5M/T。

専用スポーツエアフィルタ、専用エンジンヘッドカバー、専用エキゾーストマニホールド、専用スポーツマフラー、専用フロントショックアブソーバー&コイルスプリング、専用リアショックアブソーバー&コイルスプリング、専用エンブレム

スペックは

  • 最高出力 110PS/6,000r.p.m.→119PS/6,000r.p.m.(参考値)
  • 最高トルク 14.4kg・m/4,400r.p.m.→15.0kg・m/4,400r.p.m.~5,200r.p.m.(参考値)
  • 車両全高 1,520mm→1,495mm(参考値)
  • 最低地上高 145mm→120mm(参考値)

へ変更。

尚、スポーツMとは別に「ターボM」というターボ付モデルも存在した。

bB TRDスポーツM(NCP31)[編集]

ベース車両のグレードは1.5Z FFまたは1.5Z-X FF。

専用スポーツエアフィルタ、専用エンジンヘッドカバー、専用エキゾーストマニホールド、専用スポーツマフラー、専用フロントショックアブソーバー&コイルスプリング、専用リアショックアブソーバー&コイルスプリング、専用エンブレム

ist TRDスポーツM(NCP61)[編集]

ベース車両のグレードは1.5S FFまたは1.5S LエディションFF。

専用スポーツエアフィルタ、専用エンジンヘッドカバー、専用エキゾーストマニホールド、専用スポーツマフラー、専用フロントショックアブソーバー&コイルスプリング、専用リアショックアブソーバー&コイルスプリング、専用エンブレム


関連項目[編集]